« 2007年6月 | トップページ | 2007年9月 »

2007年7月26日 (木)

司馬遼太郎さんについて

私の好きな作家の一人に司馬遼太郎がいます。(司馬遼フアンみたいに彼の書を沢山読んでいませんが)時代小説から対談集まで(小説・紀行文・文明論・対談等)幅広い世界を展開された作家です。今年四国松山に記念館が出来たということで、学生時代に読んだ、松山と縁がある”坂の上の雲”を再度読んでいます。読み終わったら、今度松山に行ってみようと思っています。司馬遼さんが小学校の国語教科書のために執筆された、”二十一世紀に生きる君達へ”の中で、”歴史とは何でしょう”という問いかけに対して、こう答えられています。”それは大きな世界です。かって存在した何億という人生がそこに詰め込まれている世界なんです。私には幸いこの世に沢山の素晴らしい友人がいる。歴史の中にもいる。そこには、この世では求めがたいほどにすばらしい人達がいて、私の日常を、はげましたり、なぐさめたりしてくれているのである。だから、私は少なくとも二千年以上の時間の中を、生きているようなものだと思っている。”この文章はほんの一部分でこの後も色々書かれておられるのですが、歴史に対する認識がすごいですね。新しいことをする時や困った時には、よく言われますが歴史を参考に勉強しなさい、あるいは歴史が教えてくれますと言われますが、何億という人の人生がそこに詰め込まれているという表現はすごいと思います。少し話が大きくなりますが、今の世の中人間こそ一番偉い存在だというおごりが、環境をはじめとしてあらゆる面でいきづまってしまったのではないでしょうか。だからこの書の中で司馬遼さんは、”歴史に学びなさい・歴史から学んだ人間の基本的な生きかたを学びなさい”と言っておられるのではないでしょうか。本当にすごい人です。司馬遼太郎さんという作家は。皆さんも是非東大阪市にある司馬遼太郎記念館か、今度新しく出来た松山の記念館に行って見られたらどうですか。

|

« 2007年6月 | トップページ | 2007年9月 »